舞監さんの知恵袋 其の壱 簡単パネル作り
用意するもの
材料 工具

赤松またはエゾ松の30×40×4000
一枚当たり2本が必要です。

ラワン防炎合板 1820×910×4

釘 2寸 、5分

木工用ボンド

ナグリ(舞台用玄翁)

カッターナイフ

尺金


解説
下の図は、3×6(さぶろく)判パネルの組み立て図です。
裏面から見た図面になっています。
地域によって材木の寸法が異なりますので、材木屋さんにご相談ください。
東京では、垂木(30mm×40mm)、大阪では、寸角(30mm×30mm)が一般的に使用されているようですが、舞台美術では、定尺物(規格品)を使用することが、コストダウンの決め手です。
強度を必要としない場合、東京では、骨材に小割(20mm×30mm)と呼ばれている、杉荒材を使用し、厚さが2.4mmのラワン合板で面張りします。軽量低強度ですので、使用箇所を選んで、使い分けしましょう。


作って見よう
1.垂木を切りそろえます。
    合板の長辺に合わせて2本切り出します。
2.長辺の垂木を揃え、合板に合わせ横桟の長さを4本切り出し
    ます。 垂木の断面の向きに注意しましょう。
材料切りだし
3.四辺の垂木を組み立てます。
    2寸釘または、スリムねじ2本で固定してください。
組立図1
4.フレームに木工用ボンドを塗布し、ラワン合板をのせます。
    5分釘またはパネル釘でラワン合板をフレームに固定します。
    このとき合板と垂木の外周をずれのないようにきっちりそろえ
    て固定しましょう。釘打の間隔は概ね5寸位がいいでしょう。
組立図2
5.横桟を上下2尺の位置に取り付けます。
    垂木のラワン合板接着面に木工用ボンドを塗布し、2寸釘2本
    で両側からフレームに固定してください。
    このときラワン合板から浮かないよう注意してください。
組立図3
6.表に返して、横桟にラワン合板の固定用に5分釘またはパネ
    ル釘を打ちます。
7.フレームの歪みや骨材接合点の強度を補強するため、あて板
    を取り付けます。あて板は、2.4mm厚または4mm厚のラワン
    合板を使用します。 概ねした図のサイズで作りますが、端材
    の適当なサイズで賄えますの、臨機応変に施してください。
    骨材の垂木とあて板の接合面に木工用ボンドを塗布し、5分
    釘またはパネル釘で固定してください。
補強あて板
※解体を前提に製作する場合は、木工用ボンドを塗布せず、釘だ    けで組み立てましょう。

   あらかじめ、垂木の骨組みを全て組み立ててから、ラワン合板
   を張ってもいいのですが、この手順の方がより精度の高い製品
   を製作する場合に適しています。

 

 

8.完成

完成図

あとがき

おつかれさまでした。簡単でしょう?
今回製作した3×6パネルは強度的にも頑丈ですから、ドア枠を支える壁とし
て使用できますし、1枚立てるだけで抽象的な出掃けにもなります。最大の
利点は使い回しができることですね。
保管場所の問題もありますが、可能であれば数枚作っておくと、毎回舞台美
術の基点として何度でも使いまわせ、便利です。
1枚2枚作るんだったら、垂木をホームセンターでカットしてもらうというのも有
りでしょう。
大道具に苦手意識を持たずに、TRYしてみてはいかがでしょう。
今回のパネル製作にかかる費用概算
4mmrラワン防炎合板    \1200
垂木    \330×2本
裏当て用2.4mm防炎合板    \950
2寸釘    80本パック\190
5分釘     950本パック\200
木工用ボンド    500g入り¥342
次回を おたのしみに。
©Copyright Theater Rapport&Kaoru Nagato 2006 All right reserved.